トレンド表現の巧みさで右に出るもののない、洒落者靴の宝庫。すらりと伸びたロングノーズ、キュッと締まったウエストが特徴。官能的な雰囲気すらも醸し出すのがイタリア靴の典型です。

英国や米国のトラッドなスーツには今ひとつ馴染みませんが、クラシコとモードを融合したような今時のイタリアンスーツにはこの上なくジャストマッチ。

イギリス靴はオーソドックスな物が多いが、イタリア靴は、職人でしか作り出せない絶妙な曲線美を得意としている。

海外では靴を脱ぎ履きする習慣はないため、ヒールのホールド感がタイトに作られている。脱ぎ履きの多い日本にとって、シューホーンは必須である。

Craftsmanship

職人技

途方もない時間を費やし職人が作り出す美しいシューズ

途方もない時間を費やし職人が作り出す美しいシューズ

色の明るさや濃さにムラが出ないよう心をこめてハケを走らせ一足一足染める。とても難しい作業だが、それでもあえて、ハケで塗って仕上げ、ムラ感も出すことでイタリアらしいセクシーな表情を持つ靴に仕上げることができる。

どうしても、濃淡が極端に出来、左右の色差が生まれたり、技術を要します。細かく見ると微妙に違いがあるが、並べても違和感がないペイント仕上がり。

そこに到達するのに、途方もない時間を費やしていると。

もちろん、縫製も習得に時間がかかるが、製品としての個性を作りだす。それも含めて、創りあげられたプレディビーノ。

何万足毎日繰り返し作り出した職人の手。

何万足も毎日・毎日作り出してきた手。

職人歴62年という長い年月で培われた指の厚み。

ごつごつした中に、温かみを感じさせてくれる、厚みのある手です。

朝から夜まで、靴を創り続け、そして、研磨する。

靴を知り尽くし、どこの部分をこすると、より色気が出てくるのか?

どこの部分を強調すると、スタイリッシュな足元になるのか?

靴を見た瞬間に判断し、そして、数秒で仕上げる。

この職人の手から極上のドレスシューズが仕上がるのです。

作業風景1
作業風景2
磨きも含めて、オートメーション化はされているけど各所で、職人の手が入るイタリア製のシューズ
作業風景3
作業風景4
成型
成型

アッパーとソールを仮止め靴のフォルムを創る大事な工程です。

アッパーにソールをつける第一段階です。中底を仮止めした靴型に、つま先に芯を入れたアッパーをかぶせます。そして、機械にて圧力をかけ、アッパーのつま先を靴型に巻き込むように釣り込んで中底をとめます。

柔らかでエレガントなフォルム、そして軽量なシューズを創る第一段階。フォルムを創る大事な作業です。

縫製
縫製

一足一足丁寧に縫製を!職人として技術を問われる瞬間。

マッケイ製法で一足ずつ職人の手で縫い上げられています。アッパーと表底を通し縫うマッケイ縫製。

プレディビーノは、イタリアの熟練した職人さんが一足ずつ縫い上げます。

上質な靴・空間は、職人さんの手作業が支えてくれているのです。

履き心地を決定する重要な工程です。

塗り・磨き
塗り・磨き

職人の技!美しいムラはアートな美しい仕上がりです。

一足一足、職人さんが色をつけていきます。ムラ感は、人間の手で出来てくるアートなライン。

均等に塗らないと、左右がずれて色が変わってしまったり、ムラがひどくなったりしてしまいます。

年季の入った職人さんだけが許される仕上げ。

さらにブラッシングでつや出し、汚しをかけ、シューズを完成させます。

仕上げ
仕上げ

創った靴が輝きを増す瞬間完成した一足をベテランがしっかりとチェック!

ベテランがしっかりと仕上げのワックスを塗り込みシューズを安定させます。

さらに、磨きをかけてシューズとしては完成します。

そのうえで、ベテランの職人が一足一足チェックし、完成度を確認する。

職人の手によって、品質も担保される、イタリア・トスカーナのドレスシューズが完成します。

ラスト(木型)
ラスト(木型)

無数のラストの中から日本人の足にフィットしたモデルを!

イタリアらしいフォルムに、甲高の日本人にもあうモデル、木型を選んでオーダーをしています!

シーズン毎に調整された、そのとき一番新しいデザインとフォルム。どこまで行っても、イタリアらしさ、セクシーさを失わない靴作り。それでいて、長く履けて、歩いて疲れないプレディビーノの基本なのです。

Difference

素材

ドレスシューズやビジネスシューズは「本革」と「合皮」に分かれます。プレディビーノは本場イタリアの本革を使用。

  • 本革

    本革
    PREMIUM QUALITY
    • 価格が高い
    • 伸びて馴染んでくる
    • 通気性がよいので蒸れにくい
    • メンテナンスが必要
    • エイジングを楽しむ
  • PUレザーなどの合皮

    合皮
    • 価格が安い
    • 伸びない、馴染まない
    • 蒸れやすいから菌が繁殖しやすい
    • 雨に強い
    • 本革に比べて耐久性がない

Manufacturing Method

製法

靴は「アッパー」と「ソール」にパーツが分かれています。このアッパーとソールをくっつける製法は、「縫いつけ」か「貼りつけ」とあります。

  • グッドイヤー・ウェルト製法

    グッドイヤー・ウェルト製法

    リブという部分に甲革(アッパー)、裏革(インナー)、ウェルトを機械により縫いつけます。 甲革とソールが直接縫いつけられていないため、ソールが磨り減った場合、靴底全体を取り替えて長い期間履くことが可能です。

    特徴
    安定性と耐久性、耐水性に優れるが履き始めは固い。
    耐久性※あくまで目安となります。
    3 ~ 9 年
  • マッケイ製法(ブレイク製法)

    マッケイ製法(ブレイク製法)
    PREMIUM QUALITY

    甲革と本底を貼り合わせた後、甲革・中底・本底を一緒に通し縫いをします。構造がシンプルなため、軽くて底の返りが良いのが特徴です。マッケイ製法は構造上コバの張り出しを少なくできるので、美しく繊細な仕上がりになります。

    特徴
    デザインの自由度が高くスマートで美しいフォルムを作るが雨に弱い。
    耐久性※あくまで目安となります。
    3 ~ 6 年
  • セメント製法

    セメント製法

    アッパーの下面とソールの上面に接着剤を塗り、圧着機で底付けする製法です。糸で縫いつける必要がないためデザインの自由度が高いのが特長です。工程やコストも安い分、耐久性はあまりよくありません。

    特徴
    デザインの自由度が高く価格が安い、雨にも強いが長年履けない。
    耐久性※あくまで目安となります。
    1 ~ 3 年
プレディビーノはマッケイ製法を採用
マッケイ製法の靴外観
PREMIUM QUALITY

プレディビーノはなぜ、マッケイ製法なのか

?

本場の職人がつくるエレガンスなイタリア靴を日本の男性に履いてほしい

イタリア靴は、アッパー、中底、本底を一気に縫いつけるマッケイ製法がポピュラー。出し縫いが不要なのでコバの張り出しを抑えることができ、ソールを薄くできるため、軽く返りの良い靴ができあがります。

接着剤に頼るのではなく、しっかりと人の手で生み出される丁寧な工程こそが本格靴の証です。

また、アッパーには上質なカーフを用い、ソールやインナーもレザー製と、本格靴には贅沢な素材が使われています。

中底下のクッション材は、マッケイ製法ではコルクではなく詰め物を用いて返りの良さを追求しています。

Design

デザイン

トレンド表現の巧みさで右に出るもののない、洒落者靴の宝庫。すらりと伸びたロングノーズ、キュッと締まったウエストが特徴。官能的な雰囲気すらも醸し出すのがイタリア靴の典型です。

  • ストレートチップ

    STRAIGHT TIP

    STRAIGHT TIP
  • プレーントゥ

    PLAIN TOE

    PLAIN TOE
  • モンクストラップ

    MONK STRAP

    MONK STRAP
  • ウィングチップ

    WING TIP

    WING TIP
  • スワローモカシン

    SWALLOW MOCCASIN

    SWALLOW MOCCASIN
  • ローファー

    LOAFER

    LOAFER
  • スリッポン

    SLIP-ON

    SLIP-ON
  • サイドゴア

    SIDE GORE

    SIDE GORE
  • チャッカー

    CHUCKER

    CHUCKER

Styles

スタイル

  • 内羽根

    内羽根

    甲より前の部分に、鳩目の部分が潜り込んでいる状態の靴紐を持つ形となります。英国の王室が発祥の場所とされていることもあり、エレガントな場面で履いて欲しい一足となります。

  • 外羽根

    外羽根

    甲より前の部分に、鳩目の部分が乗っている状態の紐靴を持つ形。羽根の部分が全開しますので、着脱が比較的素早く出来、フィット感の調整も容易に出来る靴です。

    アクティブなシーンにフィットする靴のデザインなのです。

  • ホールカット

    ホールカット

    1枚の革で足を包むように仕上げたシューズがホールカット。パーツをつなぎ合わせていませんので、贅沢な素材使いにて完成された靴。

    良いレザーを使用しないと、形が美しくなりませんので、その点も秀逸なデザイン。プレディビーノがもっとも得意とするデザインはホールカットです。

Details

シューズ解剖

マッケイ製法で作られた靴の断面
断然手を掛けて作られているから価値がある

断然手を掛けて作られているから価値がある

イタリア靴は、アッパー、中底、本底を一気に縫いつけるマッケイ製法がポピュラー。出し縫いが不要なのでコバの張り出しを抑えることができ、ソールを薄くできるため、軽く返りの良い靴ができあがります。

接着剤に頼るのではなく、しっかりと人の手で生み出される丁寧な工程こそが本格靴の証。

また、アッパーには上質なカーフを用い、ソールやインナーもレザー製と、本格靴には贅沢な素材が使われています。

中底下のクッション材は、マッケイ製法ではコルクではなく詰め物を用いて返りの良さを追求。

対して普通の靴は、求めやすい価格を実現するために、敢えて素材に対する拘りは捨てています。